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 ありよし歯科医院は1985年の開業以来、25年目を迎えることができました。
この間、多くの患者さまに来院して頂き、大きなトラブルもなく順調にここまで来られたことを、まずは厚く御礼申し上げます。

21年目という節目に、
「反省を含めた、ありよし歯科医院のこれまでの歯科医療と今後の目標」
(スローデンティストリー=遅いという意味ではありません。)を お伝えしたいと思います。

少し長くなりますがご拝読いただければ幸いです。

 

■開業当初のころ(1985年〜)


 まず開業当初のことを述べますと、歯科大学卒業後6年目(若いと思わるでしょうが、この頃は平均的なことでした)にこの地にて開業し、順調にスタートすることができました。

 しかし私たち開業医は、患者さまに良い治療を行い続けると同時に、それをサポートしてくれるスッタッフに賃金を支払う経営者でもあらねばなりません。
ぜいたくな悩みかもしれませんが、開業当初は順調すぎるほどに患者さまが増え続け、診療台3台、スタッフ4名ではすぐに追いつかなくなりました。

開業4年後には、二階にあった自宅を引越し、そこにスタッフルーム、技工室を移設、一階の診療台を5台に拡張し、代診の先生を含めスタッフも最大で15名にまで増やしました。
ただ、あまりにも急に大きくしたためか、「経営と診療の質の両立を確保する」という点では多くの問題を抱えることとなりました。

 規模拡大の副作用として、多くの経費を回収する必要が出てしまい、私や代診の先生、スタッフたちがより多くの患者さまを診ようと忙しく走り回り、本来私たちが理想としていた患者さま本意の高度な治療レベルがキープできなくなってきたのではないかと反省することとなりました。
 

■医療の質について


医療の質ということについて考えますと、日本の先端歯科医療は多くを知識や技術を欧米から取り入れ、さらに日本人の器用さ・細かさなどを駆使して世界水準を保ってきました。

 私も開業以前より、今では世界的有名となられていらっしゃる

●筒井昌秀・照子先生(北九州市小倉区)http://www.jacd.net/04.htm

●山崎長郎先生(東京都渋谷区)http://www.shinbi-shika.net/tokyo/harajuku_pt3/

に師事し、その他さまざまな医療研修を受け研鑽を重ねてまいりました。

 ただ前提として、一日平均数名の患者さまを診るだけで経営が成り立つ欧米の歯科事情と、日本での事情(保険診療=出来高支払い制でより多くの患者さまを診ないと経営が成り立たない) とでは大きな隔たりがあり、研鑽を積めば積むほどそこに大きなジレンマを感じることになってしまいました。

 当時人間的に尊敬しておりました父の知人であったある経営者に、例え話を聞いたことがあります。
  「小さくておいしい評判のラーメン店が、店を大きくして成功したことはない。」
まさに自分のことのように感じ、反省をいたしました。

以上のような反省を含む経緯を歩みながらも、そのなかで、「質を徐々に上げる事」を私たちの目標に挙げ、今日まで至りました。
 

■新しい目標「スローデンティストリー」


そして、21年目の節目に「スローデンティストリー(歯科医療)」を医院の目標に掲げる事としました。
「スローデンティストリー(歯科医療)」とは、
「スローフード運動」に私が感銘を受け、勝手に命名した言葉です。

スローフード運動
      1. 消えつつある郷土料理や質の高い食品を守ること
      2. 質の高い素材を提供してくれる小生産者を守っていくこと
      3. 子供たちを含めた消費者全体に、味の教育を進めていく
                       参考http://www.nt-slowfood.org/aboutslow

具体的には、歯科医療において患者さまの数や収入を増やすことが目的ではなく、 医療の質の確保(保険治療、保険外治療を問わず)を最優先に考えるということをコンセプトといたしました。

このような考え方が可能になった背景には、

1.
 ここ数年のMI(Minimal Intervention) =最小限の侵襲で最大の 効果を 達成するhttp://www.ourdent.com/ariyoshi/minimal.htm というような目覚しい医療技術の進歩があったこと。
2.
前述の膨らんだ法人借入れを昨年完済し1.のMIを実践できる新 しい設備投資(マイクロスコープ、デジタルレントゲン)を行うことが できたこと。 
3.
診療台を1台減らし4台としスタッフも5名体制にしたことで固定経費を少なくし、余裕のあるスケジュールで診療できるようになった こと。 
4.
タウン誌などへの高額な広告や派手な看板などにお金をかけずに、患者さまに来ていだけていること      

  

  などがあります。
 それらを踏まえて私の考えるスローデンティストリーという考え方を実践することが、出来るようになったと考えています。

 今後は更にいっそう精進をし、私たちの理想とする患者さん本意の診療を続けて行きたいと考えております。
みなさんのご意見ご感想をぜひともお聞かせください。

  最後に、さらにこのコンセプトを深めて行くためにも、私自身はもちろんのこと、スタッフの知識や技術の向上のため、また全国各地で行っている   後輩歯科医師のための研修会

      http://www.ourdent.com/ariyoshi/seminar.htm
   

の準備などのために時間を割きたいと考えております。

 どうか、ご理解いただければと存じます。

 今後ともみなさまの歯科医院であり続けていきたいと考えております。
 よろしくお願い申し上げます。 

                           ありよし歯科医院
                                          院長 有吉  洋
     
                           

                                  
 
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歯周病や顎関節症の治療、審美歯科治療、インプラント、虫歯予防などに力を入れ、診療を行っている熊本市の歯科医院 
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