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日本人で歯に自信のある人が少ないのは何故でしょう。
もともと、日本では「歯が痛くなってから歯医者に行く」というのが通例。
「子供の頃から継続的に歯の病気を予防していこう」という考えが浸透している欧米とは、患者の意識に大きな違いがある分野とも言えます。
何故なら、歯科先進国のアメリカでは、公的な保険制度がないため、個人の医療負担額が大きく、「自分の健康は自分で守るものという意識が高い」 それが予防管理のために定期的に歯科医院を受診することにつながっており、その結果、生涯を通しては治療費も安く、苦痛も少なくてすむという合理的な考えが一般的です。
かたや日本では、健康保険で治療を受けることができるので、経済的に欧米ほど負担とはなりません。
しかし、医療の技術は日に日に新しくなっており、現在では治療のすべてが保険の対象とはならず、とくに、予防に関しては、まったく対象外となっています。これが日本での予防意識の遅れを招いていると言えます。
歯を悪くする病気の8割は虫歯と歯周病で、この二つの原因は歯垢であり、予防医学の進歩で今ではほぼ完全(但し、歯周病は重度になると難しい)に予防する事が可能となってきました。
歯垢(プラーク)って何故出来るのでしょうか?
歯の表面のエナメル質は陶器のお茶碗と似た性状をしており、食事をしたり、ジュースを飲んだりすると食器が汚れるように、歯の表面も汚れます。
お口の中は唾液と体温で湿度と温度が一定に保たれており、汚れたお皿をその様な所に放置するとカビが生えるのと同じで、歯垢とは歯に発生した一種のカビで、細菌の塊です。
この細菌が酸を出し歯を溶かすのが虫歯で、毒素を出して歯グキを破壊するのが歯周病です。
特に、現代食は加工食品が多いため歯が汚れやすく、三食後にお皿を洗うのと同じく、歯垢を普段からコントロールすることが必要です。
一番重要な事は、毎日のブラッシングですが、実は歯ブラシ1本にしても、自分のお口の大きさに合った適切な大きさのものを使っている人はほとんどいません。このような小さなことでも歯科医師、歯科衛生士のアドバイスが必要となっています。
21世紀の歯科医療は、Cure(キュアー/治療)からCare(ケアー/健口管理=何故悪くなったのか、今後どのようなトラブルが予想されるかを医学的に分析し、予防プランをたて管理する事)への時代といわれています。
これから先は治療に通うのではなく、1日も早く欧米並みに予防の為、定期的に歯科に通院する時代になって欲しいと思いますが、日本の歯科医療制度の問題もありなかなか進まないのが現状です。
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