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歯医者さんの本音。
保険治療と保険外治療について

 歯科には保険治療と、保険外治療がありますが、どの様に違うかよく質問を受けますので、食事を例にとって説明いたします。

 私たちが現在、外で食事をするには、一流の料亭からファミリーレストラン価格まで 色々なものを選ぶ事が出来ます。
 保険の治療を例えると、全国均一の価格の食事として病院の入院食があります。
 多くの歯科医院は保険診療と保険外診療の混合診療を行っているので、この事はレストランで入院食も出せれば、その他のメニューも取り扱っているのと同じで、患者さんはどちらも選ぶ事が出来ます。
 勿論、入院食にもその他のメニューにも病院によって差があり、保険での歯科治療も歯科医院ごとに差はあります。
 保険外治療の料金が歯科医院ごとに違うのは、ステーキの価格がファミリーレストランとステーキ専門店で違うのと同じ事で、安さを売りにしている所もあれば、質を売りにしている所もあるのと同じです。

 入院食は栄養のバランスもカロリー計算もなされておりますが、費用は決まっており、食材や料理の仕方にも限界があり、保険の歯科治療も同じだと思います。
 かたや、保険外の治療は材料も技術も歯科医が自由に選択でき、板前さん、コックさんが厳選された食材を用い修行により得た腕前を存分に振るった料理と同じと考えて良いと思います。
 歯科の場合もある意味で料理と似た要素があり、特に審美歯科、インプラントの分野では、歯科医院により、かなり大きな技術格差があります。

 歯科医の本音を言えば、レストランでお昼のサービス定食を選んでもらうより、シェフのお勧め料理を食べて頂きたいのと同じように、材料手技に何の制約もない保険外治療を選択して頂けるにこした事はありません。

 保険診療では40年前の治療に付則、細則を付け加えたぶ厚いページの療養者担当規則というものがあり、これから少しでも外れると、不正請求とみなされ保険医停止などの行政処分(歯科医師免許停止など)の対象となります。
 私個人的には、この様な毎年膨大な変更のある規則を隅々まで理解する事よりも、患者さんに対しての医療技術に医師は努力すべきだと思いますが、保険医である以上それはかないません。
 心ないお金もうけ主義の悪徳歯科医が確かに少数ではあるが存在するのは事実でありますが、歯科医院数はコンビニの2倍以上、歯科医院は選ばれる時代になっており、熊本の様な地域社会において悪徳歯科医は自然淘汰される状況にあると思います。

 保険診療を選ぶのも、保険外診療を選ぶのも、選ばれるのは、あくまで患者さん自身です。良く説明を聞き信頼できる歯医者さんを見つけるまで、数軒の歯科医院で説明を聞くのも良いかと思います。



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