はじめに 1. 2. 3. 4. 5. 6. 終わりに


歯医者さんの本音。
審美歯科ってなに?

 松田聖子さんの元のご主人が審美歯科医という事で、審美歯科という言葉が話題になりましたが、どのような治療なのかの質問を良く受けますので述べてみます。

 審美歯科医という資格は特にはなく、審美歯科の勉強をしていれば、歯科医であれば誰でも名乗る事が出来ます。しかし、現時点では医療法の関係で表示は出来ません。

1.メタルボンドクラウン(MB)
 良く知られている保険のきかない陶器の歯の代表的なもので、歯に金属のかぶせ物を作り、それに七宝焼きの様に陶材を焼き付けていく方法。
 20年以上の実績があり、応用範囲が広いが、金属の継ぎ目を歯グキの中に設定する歯科医の技術がないと見た目を悪くする。

2.オールセラミッククラウン
 今年になってプロセラ、エンプレス2(商品名)などの非常に良い製品が開発された、すべてがセラミックで出来たかぶせ物。
 MBと比べ金属を用いていない為、格段に審美性が向上したが、まだ歯のない部分に用いるブリッジなど には応用できない。また、熊本市内では導入している歯科が一割に満たない。

3.ラミネートベニア
 歯の見える面だけを削り、そこにセラミックを貼り付ける方法。
 歯の削る量も少なく、審美性には最も優れているが、前歯にしか用いられず、虫歯が大きいと無理で、適応症が限られているし接着の技術力がないとはずれる欠点がある。

4.ホワイトニング(歯を漂白する方法)
 何種類かの方法があるが、最近普及した、患者さん用のマウスピースを作り、それに漂白剤をつける方法が、最も効果が高い。
 希に、歯がしみるなどの副作用があるが、使用を中断すればすぐ治り、その他に副作用はほとんどない。
 熊本市内で約一割程度の歯科医院で行われている。

 以上が、代表的な審美歯科の技法ですが、審美歯科の領域では、歯科医の技術力、症例数に相当な差があり、その歯科医院で行った症例の写真などを見せて頂き、良く説明を聞く事が大事だと思います。
 また、どんなに高い治療を行っても長持ちしないと意味がありません。
 当院では、お口の中全体の検査、診断、治療、予防を受けて頂けない患者さんには、インプラント、審美歯科などの治療はお勧めしない様にしています。
 この様な高度な治療を受けるには、患者さんの健口管理する意識が不可欠であり、歯科医の選択も予防からきっちり行っている歯科医院を選ぶことが大切だと思います。



はじめに . 2. 3. 4. 5. 6. おわりに

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