はじめに 1. 2. 3. 4. 5. 6. 終わりに


歯医者さんの本音。
終わりに

 現在の医療界は、健康保険という統制経済下にあり社会主義国と同じで、どの医療機関も価格競争はなく、情報も出さない事で努力してもしなくても落ちこぼれの出ない横並び体質であると思う。
 私見を言えば、医療の質を上げる為に医療費の自由化を行うことが望ましく、安く提供する医療機関もあれば、欧米並みの医療費で医療の質を提供する医療機関もあり、情報を公開する事により選択肢を増やし、患者さん自身が選べるシステムに出来ればと考えている。
 しかし、そうなった場合国民にも情報を的確に判断する自己責任が生じ、また、欧米の半分以下に押さえられている、現行の医療費は間違いなく上がり、高齢化社会の親展もあり、自己負担率も確実に上がることは間違いないでしょう。
 あえて国民の側に辛口で言えば、今まで日本の医療費が安すぎた為、いつでも医療機関に罹れる安易さに甘え自己管理をおろそかにしすぎているように思えます。
 また、今の低医療費政策や医療構造は大量生産、大量消費の使い捨てを美徳とする20世紀型の産業構造に似ていると思います。
 医療費が高くなる事はデメリットもありますが、国民がコスト意識を持つ事で欧米並みの予防意識を持つ必要があると考え、21世紀型の医療であるCure(治療)からCare(予防管理)へ意識改革をする良い機会であると考えています。
 今、国会では医療改革論議が進められているが、情報規制や規制緩和を行い、もっと患者さんの選択肢を増やす事になれば、今まで横並び体質で努力を怠った競争力のない医療機関は必然的に淘汰される時代になるのも間違いないでしょう。
 結論としては医療保険財政は破綻寸前であり、患者さんにも医療機関にもある程度の痛みを伴う改革が必要な時期に来ていると思います。
 ここまで、浅学非才な私の個人的な意見を述べさせて頂きました。読者の皆様に何か一つでもお役に立てれば幸いです。



はじめに . 2. 3. 4. 5. 6. おわりに

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