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前歯の歯科治療について。1


今回より患者さんからの質問が多く、説明が難しい症例に対しての答えを設問形式で答えてみたいと思います。 「なぜ前歯だけの治療ではいけないのか?」について。 テーマ:咬合再構成におけるインプラントの応用     「審美性と機能の調和を求めて」 W[iQV.jpg 今回は、一般の人にわかりやすく内容を解説してみたいと思います。 写真は,4年前に当院で治療した20代後半の患者さんの治療前と治療後です。 
 この患者さんは、半年後の結婚に向けて前歯をきれいにしたいとのことでした。いわゆる審美治療を希望されていたのですが、レントゲン写真などのさまざまな資料をとってお話をした結果、最終的にはインプラント(人工歯根)を組み合わせた奥歯までを含めた治療を行うことになりました。  多くの患者さんは、前歯が壊れた時や見かけが気になる時、前歯だけの治療を希望して歯科医院においでになりますが、まずはその患者さんの噛み合わせをよく検査してみないと安易に治療をスタートするわけにはいかないのです。  この患者さんの場合、上の顎の奥歯が失われていました。つまり奥歯で十分に咬めない状態でした。そのような状態を放置した状態で、前歯のみの治療を行ってしまうと、しばらくするうちに前歯が割れたり壊れたりしてしまうことが多いのです。  人は物を咬む時、その人の体重くらいの力をすべての歯全体で受け止めると言われています。しかし何らかの原因で歯の本数が減ってしまうと残った歯に大きな力が集中してしまいます。特に奥歯は,顎の大黒柱です。奥歯の本数が足りない場合には、もともと大きな力を受け止めることのできない前歯にとても大きな負担がかかってしまい、せっかく美しく修復した歯が割れたり壊れたりしてしまうというわけです。 長くなりましたので続きは次回にします。

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