知っておきたい歯の知識

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意外と多い歯の根の破折(歯根破折について)

今まで一番悲しい経験を数多くしたのが、歯根破折(しこんはせつ)です。

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歯に噛むという機能圧(咬合圧)が加わる以上、下記のグラフの様にいつかは割れる(破折)運命にありますが、その時期を特定することは出来ません。歯根破折は、ほとんどがそれまでに神経を取り除いたりした治療が行なわれた歯に起こります。神経を取った(失活歯)耐久年数があり、噛むことによる疲労でいつかは割れ、これを歯科医が止めることは出来ません。様々な治療で延命した歯が、歯根破折によってその生涯を終えるのです。

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そして、歯を抜かないといけない原因の第三位(11.4%)を占めてるのに、一般的には認知されていない症状です。
患者さんとしては、やりかえてもらって直ぐに破折により歯を抜かなければならないとなると、歯科医に不信感を持つのは当然で、このことを防ぐことができない説明をするのは多くの歯科医の最も難しく、しかし避けられない事なのです。

困った事に破折が起こるのが被せ物を新しくやりかえた直後とか、比較的早い時期に起こることが多いことです。
原因には、皮肉にも噛めるようになったことで咬合圧が強くかかるようになった為などが関係することもあります。

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また、それ以上に困るのがその後の処置で、歯を抜いた後患者さんにとって最善の処置がインプラントになることです。

歯根破折のリスクを減らすには、できるだけ歯の神経を取らずに済む初期のうちに治療を行うことはもちろん、繰り返し歯科治療を行なわないようにすることが大切になります。そのため定期検診や、正しい歯磨きや規則正しい食生活などの生活習慣を見直すことも歯の寿命を延ばすことにつながります。

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