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インプラントの耐久性についてありよし歯科ブログです。

当院では開業以来、インプラント埋入本数が3000本弱に達しており、メインテナンスを含め来院する患者様の約半数がインプラント治療を行っており、10年以上経過した症例の中には、いろいろと予期せぬことも起こってきます。 そこで、毎回のセミナーで「歯科治療の目的は、病気を治しメインテナンスできる環境を作ることである。」と講義している手前、自己反省も含め毎日の臨床の中から起こったことと、その対応について書いていきたいと考えました。 ①6月16日(月) Yさんから「12年前に当院でインプラントを行った部位に痛みが出た。」とのお電話で翌日に予約が入った。 このような電話予約から患者様の来院時間までが、<トラブルの原因が何なのかが特定できない>ため歯科医として一番つらい時間である。 患者様の来院前、12年前のカルテを出して右下臼歯にインプラントをしたのを確認したが、10年以上来院されていないため、失礼な話だが顔が思い出せず不安が募る。 翌日、患者様が来院され、診療台に座っていただき、お話を聞いてみるとインプラントをした右側ではなく、左側に痛みがあると言うのだ。 山浦.jpgレントゲンを撮ると、12年前行ったブリッジの下に虫歯ができていたのが原因であるとわかった為、歯髄除去(神経をとる)を行い処置を終えた。 10年間来院しなかったのは、「処置後何のトラブルもなく現在に至ったのと、99歳になる母親の介護でここ10年はほとんどかかりきりだった。」とのことであった。 とりあえず、12年前上下左右に行った治療はそこ以外無難に時を経過しており、「5年保証、10年無事故」を目標にしている私にとっては安堵と、ある程度の満足感に浸れる時でした。 <感想> インプラント治療後、うまくいっている例では、患者様自身がどの歯が自分の歯で、どこがインプラントなのかがわからなくなる事が多い。(特に左右)                         有吉 洋

この記事を書いた人:有吉 洋

有吉 洋

全国の歯科医師に技術指導を行っている「インプラント」と「審美歯科」のスペシャリストが熊本の皆様に良質な歯科治療のご提供をお約束します。 ありよし歯科医院では、マイクロスコープを用いた、裸眼では不可能なレベルで行う歯科治療や、フランス製の歯科用CTを導入したインプラント治療で、「長持ちする」=「メンテナンスを可能にする」治療を行うことが強みです。 スタッフ全員がプロとしての自覚と責任をもってお手伝いさせていただきたいと思います。地元熊本の皆様に私たちの熱意が伝わり、ありよし歯科医院をご利用していただければ幸いです。

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